カルロス4世の家族



近代絵画の創始者の一人として知られるスペインの巨匠、フランシスコ・デ・ゴヤの代表作です。
ゴヤは、ディエゴ・ベラスケスとともにスペイン最大の画家と言われます。
ゴアは感受性や主観に重きをおいたロマン主義の作品を多く描きました。
それでは具体的に見て行きましょう。
13名にも及ぶ国王一族の公式的側面の強い平面的配置、奥行きの無い空間構成、非常に運動性の少ない硬直とした身体描写、そして、それらとは対照的な眩い光を放つ色彩描写。そこには王族に対するゴヤの真摯で実直な観察眼を感じます。
しかしこの作品は、尊厳な王室は既に過去のものとなり、腐敗や衰退が進んでいることまで映し出しています。
マドリードのプラド美術館所蔵。
<MAP>

広告

Subscribe
更新通知を受け取る »
guest
0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments

Copyrighted Image

0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x