エゼキエルの幻視



古代風の廃墟でうまる谷を舞台として、ひと際高い丘の上で右手を上げて立つのは旧約聖書中の預言者エゼキエルです。場面はエゼキエルの書37章前半の幻です。フランシスコ・コランテスは、17世紀スペインの宮廷画家ベラスケスとほぼ同時代に生きたマドリード画派の一人で、当時のスペイン人としては珍しく、小人物や建築をモティーフとした風景画で新境地を開拓しました。
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