イーゼルの前の自画像 ファン・ゴッホ



オランダのポスト印象派の画家、フィンセント・ファン・ゴッホの作品です。
ゴッホは1886年3月から1888年2月までパリに滞在し数多くの作品を制作しました。本作も同時期に描かれた作品で、レンブラントやフランス・ハルスからの影響を感じさせる作品と言われます。
それでは具体的に観て行きましょう。
画中のゴッホの姿は画面中央に描かれ、服装は地味な労働者が身にまとうような衣服を着ています。ゴッホが右手に持っているパレットは普段利用している物です。明るい背景がゴッホの姿を包み込み、衣服の輪郭に沿って滑り、ほぼ半透明の肌の色合いと融合しています。
ゴッホの視線は作品を観る者を真っすぐに見つめており、表情は画家として自信に溢れ、何かを決意したような力強さを感じます。
アムステルダムのゴッホ美術館蔵。
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