こんにちは、ゴーギャンさん ポール・ゴーギャン



フランスのポスト印象派の画家、ポール・ゴーギャンの作品(1889年)です。
本作はゴーギャンが写実主義の巨匠ギュスターヴ・クールベの代表作「出会い、こんにちはクールベさん」に感銘を受け制作されたと言われていますが、類似点は殆どありません。

クールベ作「出会い、こんにちはクールベさん」

それでは具体的に観て行きましょう。
中央にゴーギン自身が、右側に民族的な衣服を着た人物画が、そして、両者の間には木製の柵が描かれています。大雲が立ち込める暗い空と色鮮やかで豊潤な大地の色彩は、観る者をゴーギャンの独特の世界へと引き込まれます。
本作と原作のクールベ作「出会い、こんにちはクールベさん」との類似点は殆どなく、逆に原作では、クーベールの作品の儀式的な雰囲気で描かれているのに対し、本作では平凡で市民的な性格で描かれており、ある意味対照的です。
チェコのプラハ国立美術館所蔵
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