長い首の聖母



イタリアの画家パルミジャニーノの作品で、マニエリスムの中で最も優美な作品のひとつです。
それでは、マニエリスムの特徴からこの作品を観て行きましょう。
聖母マリアの身体はが長く引き伸ばされ、身をくねらせています。これがマニエリスムの特徴です。そして、どこか非現実的な明暗となまめかしい色彩と聖母マリアの魅惑的で艶かしい眼差しは、宗教的礼拝像としては、並外れて優美で官能的です。
また聖母マリアの膝で眠る幼児キリストの身体も引き伸ばされています。
聖母マリアの膝の上で安心してぐっすりと眠り込んでいるように見えますが、
青ざめた額と力なく垂れ下がる左腕は将来やってくる受難の悲劇を暗示しているかのようです。
フィレンツェのウフィツィ美術館所蔵。
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