聖母の戴冠 ラファエッロ・サンツィオ



古典主義絵画の祖のイタリア画家、ラファエッロ・サンツィオの作品(1504年頃)です。
本作の主題は、聖母マリアの戴冠式です。聖母の戴冠とは13世紀から15世紀にかけて、特にイタリアで人気のあったキリスト教美術の主題でした。
それでは具体的に観て行きましょう。
本作は二部構成になっており、上下の関連した場面が描かれています。上には、天国、下には地上。上の絵では、天使たちが妙なる音楽を奏でる中、キリストによって聖母マリアが冠を受けています。
下では、聖母マリアの墓を取り囲んでキリストの使徒たちが集まっています。聖母マリアの身体は腐敗することなしにそのまま天国に引き上げられたため、墓の中は空で、聖母の純潔の象徴である白百合が咲いています。
聖トマスが手に持っているのは、聖母マリアが彼女の聖母被昇天の証拠として落とした腰帯です。使徒たちは目の当りに展開される天国の光景を見上げています。
バチカン美術館所蔵。
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