牧場の聖母 ラファエッロ・サンツィオ



古典主義絵画の祖でイタリア画家、ラファエッロ・サンツィオの作品(1506年)です。
本作は、ラファエッロが幼子イエスと子供時代の洗礼者ヨハネが出会うという寓話的場面を描いた一連の作品の最初のものです。
それでは具体的に観て行きましょう。
幼子イエスと洗礼者ヨハネと共にいる聖母マリアが描かれています。穏やかな緑の草原にいる三人の人物はそれぞれ手、視線により繋がっています。幼子たちを見つめる聖母マリアの赤と青の衣装は、聖母マリアの典型的な服装でありながらも、画面に聖母らしい清潔なインパクトを与えています。
幼子のヨハネが持つ小さな十字を触ろうとふらつきながら前に乗り出す幼子キリストを聖母は支えています。洗礼者ヨハネは、片膝を地に付け、幼子キリストが握る十字架を支えており、洗礼者ヨハネの質素な衣に身を包み十字架を手にしている姿は、ルネサンス以降に描かれた聖母子の定番の構図です。
ウィーン美術史美術館所蔵。
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