松の木があるサント=ヴィクトワール山 ポール・セザンヌ



フランスのポスト印象派の画家、ポール・セザンヌの代表的な風景画です。
セザンヌは同じテーマを繰り返して描くことが多い画家で、「サント=ヴィクトワール山」も数多く描いています。
本作品で注目される点は、松の構造的連続性と色彩の調和的表現と言われます。
それでは具体的に観て行きましょう。
画面左側に配される松の大樹は、大きく存在感を示しているものの、枝に茂る針葉は空の青灰色と調和するように描かれています。
また針葉の鮮やかな緑色は、中景に広がる田畑と呼応しており、色彩的な統一感と構成要素同士の連動性を生み出しています。
特に下地に塗られた明灰黄色を活かした、やや淡白で平坦的な調和的色彩表現は革新的で、後のピカソを始めとするキュビズムの画家たちに大きな影響を与えました。
ロンドンのコートールド・ギャラリー所蔵。
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