小椅子の聖母 ラファエッロ・サンツィオ



古典主義絵画の祖でイタリア画家、ラファエッロ・サンツィオの作品(1514年頃)です。
聖母マリアのキリストに対する愛情が表現されている作品です。ラファエッロのキャリア後期にあたる、ローマ時代に描かれました。
それでは具体的に観て行きましょう。
幼児キリストを抱きしめる聖母マリアと、2人を敬虔な表情で見つめる幼児洗礼者聖ヨハネが描かれています。聖母マリアの頭にターバンの様に巻き付けられた絹織物は、当時の上流貴婦人の間で流行っていたものです。聖母マリアの若々しい女性美の表現は圧巻の一言であり、特に聖母マリアの観る者へと向けられる視線の魅力は当時から観る者の目を惹きつけました。
そして、中央のキリストは青のシーツの上に座り黄色の服を着ています。また聖母マリアは緑色のストールを掛けています。ラファエッロは、中央部に暖色(黄色)を置き、青と緑色の対比を作ることにより、中央部に温かみを作り、聖母マリアのキリストに対する愛情を表現したのでした。
イタリアのピッティ宮殿(フィレンツェ)所蔵。
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