ミネルヴァのキリスト ミケランジェロ・ブオナローティ



盛期ルネサンスの三大巨匠の一人、 ミケランジェロ・ブオナローティの作品(1521年頃)です。本作はローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会にある大理石の彫刻です。因みに、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会は、ガリレオ・ガリレイが裁判にかけられた教会で「それでも地球は回っている」と言ったとの逸話があるのが、この教会です。
それでは具体的に観て行きましょう。
キリストは、体重の大部分を片脚にかけて立っています。その足は曲げられ、頭は振り返ろうとしています。このポーズは、紀元前から使われている技法で、コントラポストの原則(※1)と呼ばれます。
そして、ミケランジェロは、キリストを何も身につけない立ち姿でミケランジェロは罪と死の両方に対するキリストの勝利を表現しています。現在掛かっている腰布は、バロック時代に加えられたものです。
※1:コントラポストの原則:片足に体重をかけて立つことで、左右の肩を結んだ横軸や、骨盤の横軸が傾き、中心軸である脊柱が曲線を描く、左右非対称のポーズのこと。 このポーズを取らせることで、モデルに躍動感が生まれ、生き生きとした印象になる。 西洋美術では紀元前から多用されており、現在でも3DCGをはじめ、様々な表現に応用されています。
ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会所蔵。
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