セーヌ川にかかるグルネル橋の風景 ポール・ゴーギャン



フランスのポスト印象派の画家、ポール・ゴーギャンの初期の作品(1875年)です。
ゴーギャンが木のパネルに描いた数少ない作品のひとつです。ゴーギャンは当時流行っていたマホガニーの木のオフホワイト地のパネルを使用して本作を描きました。
それでは具体的に観て行きましょう。
セーヌ川河畔にかかるグルネル橋と工業ビルの様子を描いた作品です。
きびきびとしたタッチでぼかし画法が用いられています。前景の船の縁の部分ではパネル自体に直接塗り込んで色を混ぜています。また薄め液が反射の効果を出しています。
工業ビルのあたりはペンと定規を使って遠近法の下書きをしています。これは赤外線のスキャンの結果で明らかになりました。描写はとても繊細で半透明の下書きがされており、部分的にきめの荒いタッチで赤みがかった黄土色と緑がかった茶色で仕上げられています。
ドイツのヴァルラフ・リヒャルツ美術館(ケルン)所蔵。
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