カウパーの聖母子 ラファエッロ・サンツィオ



古典主義絵画の祖のイタリア画家、ラファエッロ・サンツィオの作品(1505年頃)です。ごく普通のイタリアの田舎にいる聖母マリアと幼児イエス・キリストを描いた作品です。
それでは具体的に観て行きましょう。
聖母マリアは、鮮やかな赤い服を着て、木製のベンチにゆったりと腰掛けています。聖母マリアはブロンドの髪をしており、適度な清潔感があります。膝の上には暗い色のドレープがあり、聖母マリアの右手がその布にそっと触れています。ごく薄手の透き通るリボンが、聖母マリアの頭の後ろから服の上に渡って優雅に流れているようです。頭には、かすかに輝く金色の光輪が神秘的に描かれています。
聖母マリアは、左手で幼児キリストを抱き、キリストは、片方の腕を聖母マリアの背中に回し、もう片方は聖母マリアの首あたりに置いて抱きついています。キリストは、ためらいがちな笑みを浮かべながら後ろを振り返っています。
2人の後ろには、美しく澄み切った明るい昼間の光景が広がっています。遠くでは、2つの人影が、水面がきらめく池に向かってのんびり歩き、緑に囲まれた景色を楽しんでいるように見えます。大きくとても印象的な建物が、長い道の先に建っており、アーチ型の天井やその他の付属物が、宗教的な神々しさと優雅さを醸し出しています。
ワシントンDCのナショナル・ギャラリー所蔵。
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